サラリーマンの方は米国株長期投資に臨むにあたり、ドルコスト平均法を採用している方が多いかと思います。
私もご多分に漏れずその一人です。
投資に際して、その達成目標金額は各人さまざまあると思いますが、私は1億円というところに目標を定めています。
年数としてざっと35年くらい先のことになるかと思いますが。
1億円という目標を達成するにあたり愚直にS&P500積立投資をしている訳でありますが、私の年齢からすると月々11万円を積み立てることでなんとか達成できる(可能性がある)ラインになります。
※投資開始年齢と積立額についての詳しい数字はこちらの記事を参照
生活防衛費と捻出可能投資額のせめぎ合い
私は運良く、投資を始める段階で130万円の銀行預金がありました。
この130万円を生活防衛費(何か不測の事態に直面しても最低2~3ヶ月は収入無しで生き延びることができる金額ライン)と定めることができたのです。
生活防衛費さえ確保できれば、会社から給料をいただいたその瞬間から手元に現金を残す必要がありませんので、以下の式が成り立つと考えました。
給料 - 生活必要費 = 投資可能金額
ここまで考えついたのは良かったです。今までほとんど使ったことのない脳みそでよく思いついたと、過去の自分を褒めるべきですらあるかもしれません。
しかし、人間(私は特にそうかもしれませんが)とは欲に弱い生き物でして、手元にお金があるとついつい無駄な出費をしてしまいがちです。
上記で算出された投資可能金額を全額しっかり投資に回すことは、よほどのメンタリティを持っていないと達成し得ない境地であります。
PDCAサイクルという言葉をご存知でしょうか?
生産技術における品質管理などの継続的改善手法。 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。
私は、投資金額を増やすために自分自身の生活に対してPDCAサイクルを回し続けました。2ヶ月間ほど。
そして辿り着いた答えが、これまたやっぱりと言いますか結局と言うべきか、つまるところ「給料をもらった時点で10万円を証券口座にブチ込む」という単純明快なものでした。
あれです。みなさんご存知の本多静六先生の手法です。
やっぱりこれだ、天引き法
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給料 - 投資額(100,000) = 生活必要費
私も本多静六先生にならって、自分の財産を告白しますか。
生活防衛費として130万円の預金があることは告白しました。
気になる手取りですが、17万8千円です。
上記の式に当てはめると
178,000 - 100,000 = 78,000
となり、私は1ヶ月の生活を7万8千円で成立させれば良い訳です。
実際にこの金額で生活してみて3ヶ月ほど経ちますが、意外なことにそこまで苦労は感じません。
家賃なり光熱費なりの必要な出費を済ませると、手元に残るのはせいぜい1万3千円ほどなので、これがいわゆる私のお小遣いになります。
みなさん、高校生の時のお小遣いって月々いくらでした?
私は5,000円でした。
よくよく考えたら、5,000円で生活するのめっちゃ凄くないですか?
それを考えると社会人のお小遣い2万円とか3万円ってかなり豪遊できますよね。
いやもちろん、大人の付き合いとかも色々あって5,000円で毎月生きている高校生の世界観と一緒にすんなって話だとは思いますが、それにしたってちょっと贅沢しすぎですよお兄さんお姉さん。
私はかつての高校時代を思い出しながら、1万3千円でできるちょっとした贅沢みたいなものに幸せを感じられるようになりたいです。
そもそも毎月しっかり10万円投資できているだけで儲けもんだと思っているので、これは私にとってプラスサムゲームでしかないちょっとしたズルですが(笑)
まとめ
まとめという程でもないですが、天引き法の右に出る資金作りの裏技は無いんじゃないかと思わされます。
昇給や副収入の力を得て、毎月少しずつでも入金力を高めたいですね。
何も私のように10万円に拘る必要はありません。
本多静六先生は「給料の4分の1を天引け」とおっしゃっています。
自分の目標に見合った天引き額を模索してみましょう。
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